歯列矯正の第一歩はしっかり歯科医さんと相談して治療方針を決めるところから始まります。
歯列矯正する!
と決めた時には高額な治療費・歯科医による治療方法の違い・抜歯の有無など
比較項目の多さ、初めて聞く単語もたくさんあり目が回ってしまいますね。
私が歯列矯正を決意した時もインビザライン? ブラケット? ハーフリンガル?
知らない事だらけで、漠然と不安な気持ちになりました。
そんな私が後悔しないクリニック選びのために実際に確認したチェック項目をリストにしてご紹介します。
まだ、貯金が無い・・・。
そんな準備段階の方でも少しでも安くて通いやすい、自分に合った医院が選択でき後悔の無い治療ができればいいですね。
- 全体の費用について
- 治療期間(治療を始めるのが3ヶ月も伸びる可能性も!)
- 自分の理想の歯並びを伝える
- 治療方法(結婚式や成人式でブラケットを外せる?)
- 虫歯やメンテナンスはどこで?
- 緊急時の予約の取りやすさ
- 疑問点があればすぐに質問できる環境か?
- 医療費控除や保険適応はあるのか?
- まとめ
全体の費用について
費用は大きく分けて4つあります。
①治療前診断👉矯正前に必要な検査費用治療方法などの方針を決める段階です。
②抜歯や虫歯治療👉一般診療の歯科クリニックで行う場合が多いので別料金です。
③治療費用👉ワイヤーやマウスピースなどで治療している期間。
④アフターケア👉矯正後の歯は元の位置に戻ろうと動いてしまうので保定装置を使用します。
この4つの費用のトータルを確認する必要があります。
相談に行くと費用が記載してある紙を渡されます
それぞれの医院によって費用の記載方法が違いますので、トータルでいくらか?
を確認するようにしましょう。
治療期間(治療を始めるのが3ヶ月も伸びる可能性も!)
虫歯がひどければ先に虫歯を治療してから矯正治療が始まったり、噛み合わせが悪い場合は 歯並び+噛み合わせを矯正 など、歯の状態によって一人一人期間が違います。
また、歯の内側に矯正器具を取り付けるハーフリンガルの矯正器具はオーダーメイドの器具を海外で作成し治療を進める場合もあります。
その場合、器具が届くまでに3ヶ月かかり、治療がその分延びてしまいます。
結婚式や妊娠予定など、視覚的問題や薬が飲めない時期などを考慮に入れて相談しなくてはいけませんね。
自分の理想の歯並びを伝える
歯のガタつきや出っ歯具合など、自分が気になっている点はちゃんと伝えなければなりません。
歯科医さんは模型の様な歯並びを治療のゴールとしていますが、歯が内側に揃っている様な可愛らしい仕上がりにしたいなど、自分の理想の仕上がりが治療で可能かどうか確認が必要ですね。
歯列矯正の方法によっては顎の骨が少し前後する場合があります。
顎の違和感などあらかじめ感じていることがあれば伝えましょう。
矯正前のレントゲンで顎の状態など詳しく教えてもらえます。
高額な治療費を契約する前に、細かいところもしっかり伝えましょう。
最終的なゴールを共有することで抜歯の有無、費用や治療期間が変わってきます。
治療方法(結婚式や成人式でブラケットを外せる?)
インビザライン(マウピース)? ブラケット? ハーフリンガル(裏側矯正)? ワイヤー矯正一つにしても複数の治療方法があります。
ワイヤーは目立たない色がいい!
歯の裏側に矯正器具をセットしたい!など要望を伝えましょう。
結婚式や成人式のタイミングでにブラケットを外せるように治療を進めてくれるクリニックもあります。晴れの日は綺麗な笑顔の自分を写真に残したいですよね。
一般診療もしている歯科ではブラケットを外して治療を進める所は少ないです。
妊娠出産で治療を一時中断し、産後落ち着いてからまた再開できるようなクリニックが理想です。
虫歯やメンテナンスはどこで?
矯正専門歯科は基本的に抜歯や虫歯治療はしません。
かかりつけの歯科クリニックで矯正ができるように準備をする場合があります。
歯列矯正を考えているけど、虫歯かもしれないから先に治療をしよう。
そんな事を思っている方は注意です。
虫歯がひどく無ければ先に歯列矯正の相談をしましょう。
ハーフリンガルなどは特に精密なオーダーメイドになります。
虫歯治療で歯の形が少しでも変わってしまうと、治療が伸びてしまいます。
レントゲンなどで確認し治療がすぐに必要な虫歯がある場合は先に虫歯治療をおすすめされます。
また、抜歯をする場合は歯科を紹介してもらう場合があります。
抜歯をするクリニックはなるべく自宅から近くがおすすめです。
紹介してくれる歯科はどこになるか聞いておくのも必要です。
緊急時の予約の取りやすさ
矯正器具のバネが取れたり、針金が曲がったなど、気になることがあればすぐに予約できるか?
ほどんどの予約は数ヶ月間後からになりますが、緊急時は優先して予約を入れてもらえるかは重要です。
セットしている治療器具の針金が曲がって口内を怪我しそうなど、緊急的に歯科医に見て欲しいと思ったらすぐに電話できる環境であると安心ですね。
疑問点があればすぐに質問できる環境か?
先生と歯科助士さんが仲の良い雰囲気かどうかは結構重要だと思います。
複数の矯正歯科に相談に行って気がついたのですが、必要最低限以外は絶対会話が無いという雰囲気の歯科がありました。
すごく安くても、流れ作業感が隠しきれていない殺伐とした雰囲気で居心地も悪かったです。
フッと頭に浮かんだ疑問点も世間話を交えて質問しやすい環境は必要かなと思います。
また、学生など大人とお話するだけでも緊張する方は特に雰囲気のいい先生がいいと思いますね。
医療費控除や保険適応はあるのか?
顎変形症や厚生労働省が認める疾患がある場合は利用費が保険適応となる場合があります。
自分の顎の状態や噛み合わせなど、自分では気づかない症候群などがあるかもしれません。
しっかり控除や保険適応があるのかは確認をしておきましょう。
また、医療費控除や保険適用の疾患については別の記事でご紹介しますね。
保険適用の疾患についてはこちら👇
まとめ
歯列矯正は痛いし食事も取りにくいため辛い事が多い様に感じますよね。
歯列矯正の口コミを見て、私も本当にそんなに時間や貯金の大半を費やしてまで
歯列矯正が必要か悩みました。
歯は動くモノ。
年齢を重ねれば重ねるほど、歯のガタつきや出っ歯は少しずつ酷くなります。
人生あと何十年かは素敵な笑顔で生きられるなら、数年は我慢できる。
思い立ったが吉日!
そんな言葉を信じ契約書に名前を書きました。
これからも、矯正治療で気づいたことや知っておいた方がいい項目を紹介します。
歯列矯正を考えている人の参考になれば幸いです。